有末剛の世界展 ―愛夢―
展示趣旨
2017年の冬以来、緊縛師“有末 剛”先生のお仕事を撮らせていただいています。その回数はもう50回ほどになるでしょうか。4年の時間がすぎ、気がつくとこんな回数になっていました。今回の展示では、ここ山崎文庫の場をお借りして、そのごく一部をご覧にいれます。
女性たちと一人の男性の間を何本もの縄がつないでいきます。その縄の美しい軌道には、人と人とをつなぐ情愛が引力のように流れていて、そのつながりに、天体と天体がそうであるようにある種の法則や運命を感じます。その軌道を見極めようとした私の4年間であったと思います。
その4年の後半にCOVID-19が世にもたらした変容が、今、人と人との繋がりの意味を大きく問い直しています。人と人とが分断されていることが、当たり前と思っていた繋がりが実は奇跡であることを思い知らせます。有末先生の縄はその奇跡を象徴しているようにも思えます。
有末先生のお仕事撮った写真を見直し、まとめていきながら、そんな事を一介の写真の撮り手として感じるのです。
「風立ちぬ」を見ながら
2021.9.3 いはらほつみ
Model 麻氣子 (撮影時 田沢麻紀)
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ModelMaika@:
日本と世界を股に掛けるフェティッシュモデル。
独自の性癖の目覚めからフェティシズムの世界に飛び込み、
その感覚だけを頼りに、ある日突然緊縛ショーのステージに降り立つ。
リアルを併せ持った耽美な彼女のショーは、
初日から緊縛愛好家をも唸らせる独特の魅力を放ち、
半年後にはカナダのフェティッシュパーティーで海外ショーデビューを果たす。
以後、M嬢モデルとして国内外でのショーステージに立つ傍ら、
ラテックスモデルとしてヨーロッパ、アメリカ、カナダでのファッションショーに多数出演。
イギリスのラテックスブランド Westward Bound のオフィシャルモデルとしても活躍中。
ファッションショーと緊縛ショー、 ステージの種類は異なれど、
圧倒的な存在感を放つ彼女はまさに "フェティッシュ界の最終兵器的アイコン" として、
世界各地でその威力を振りまき続けている。
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Model吉乃 蕾
2011年より有末剛緊縛教室『夜の学校』へ生徒参加、
以降、有末剛の緊縛モデルとして活動を始める。
舞台『有末剛緊縛夜話』制作。幼少期より死を意識していた。
すべてやがて終わるという感覚を持ちながら年を経たいま、
平凡な毎日を愛おしいと思う。絵や文に親しみ、ねこと暮らす。
◆
緊縛 有末 剛 (Arisue Go)
80年代初頭に緊縛師としてデビュー、以後数多くの雑誌や映画で緊縛を担当。「夜の学校」の定期開催の他、国内外で精力的に緊縛ワークショップを開催し、緊縛指導書などの制作も行う。
近年は他分野のメディアやアーティストと積極的にコラボレーションを図り、芸術性の高い独自の緊縛世界を
展開。音楽家・沢田穣治とのユニット「東京縛音舞」を筆頭に、活動の幅を広げながら緊縛の可能性を模索し
続けている。
有末剛はこう語る。「緊縛とは抱きしめること」
:
2015年以降、グループ展出展・主催、二人展開催など活発に活動を展開。 また緊縛師としての数多くの経験により得た理解を次第に深め、自ら得た「官能についての見識」を伝える活動を開始。
緊縛師であり官能研究家。写真家であり作家。その要素の全ては丹念に紡ぎ出され、独特の世界を築いていく。
縦横無尽に展開され結実していく、有末剛の緊縛世界。予想もつかぬ今後の展開が期待される、実に稀有な
緊縛師である。
(公式HP https://arisuego.jimdo.com/ より抜粋)
by horizontal-work
| 2022-06-27 19:52
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