カテゴリ:撮影ポリシー( 3 )
★写真は誰のためにあるのか(いはら編)★

写真家としての勤労感謝の日に思ったりしたこと。
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この写真(このブログでは直近記事の再掲)は、私の亡母の遺品の中にあった、小学校入学の記念写真と思われる写真です。母は1934年(昭和9年)生まれでした。当時の小学校(尋常小学校)の入学は6歳だったそうですから、1940年ごろの写真でしょう。
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1940年はヨーロッパでは第二次世界大戦がはじまっており、日本国内では、ゼロ戦が制式採用された「風立ちぬ」の時代です。この写真を撮ってくださったのはどなたなのか?今となって、知る事は難しいのですが、それでもこの写真が遺産として残って色々な事を語りかけてくれます。
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この写真を見ながら、自分が撮った写真もこの写真の様に、カメラの前にいたご本人や、ご本人をリスペクトする後代の方々のために残ればよいなと思います。著作権上の権利は私が生きているかぎり私が管理しますが、それは本当は権利ではなくて、カメラの前に立って下さった方をリスペクトするための私の責任だと思っています。
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そんな事もあって、私の場合、撮影後に日がたっていない写真の公開は、被写体の方の意志におまかせしている場合が殆どです。
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ビジュアルが大事な分野で現役で活躍されている方が多く、発表するタイミングと内容をご自身で決めていただくのが、その方にとって一番役に立つと思うからです。(例外も勿論多々ありますが、被写体ご本人に断りなしに、、、はありません)
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ので、私が撮った写真はクレジット表記などのお願いを守っていただいた上で(クレジットには被写体の方が意図しない流用を防ぐ意味と後代写真を見た方にとって「誰が撮ったか?」が重要になるだろうという意味があります)上手く使っていただければ嬉しい事です。
更には将来、今はまだ幼い方、今生まれていない方に何等かのギフトとなれば、私の写真に関わる勤労?に対して誠にあり難いかぎりであります。
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やや強引な展開かも、朝から「自説」長文すみません。



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by horizontal-work | 2018-11-23 07:35 | 撮影ポリシー | Comments(0)
★★イベント撮影のマイルール★★
ベリーダンスなどのライブなどのイベントを良く撮らせていただきますが
その際のマイルールを纏めてみました。
これまで、種々の現場で色々と示唆をいただきました、演者の皆様、会場の方等々の皆様、諸々のご指摘、本当にありがとうございました。過去のご迷惑へのお詫びに代えましての記事です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(あくまで、考え方の一つとして提示したものです、状況や考え方で色々変わり得るものと考えております。)

■優先順位

まず大事なのは、安全。怪我人が出る事はあってはなりません。

安全を別格として、最も大事なのは、一般のお客様が気持ちよく過ごし、帰路につかれる事。撮影行為がお客様を不快にさせるのは、あってはならない事です。

そして、勿論、演者さんが気持ちよく演じ、お客様をもてなせる事が大事です。

現場でのヒエラルキーがあったとすると、撮影行為はイベントの成功に直接貢献する事はありませんので、一番下の方と思っていれば、間違いないかと。カメラマンを卑下する訳ではないですが、写真が意味を持つのは、そのイベントを終わってから、ひょっとしたら誰が撮ったのかもわからなくなってから、そんな風に思います*。自分が特別な立場と思うのは、かなりカッコ悪いかなと。

*演者・スタッフ・撮り手の思いを超えて、時間が経つほどに意味を増してくる、そういう写真が残せたらいいなと思います

■機材準備

専用の撮影ブースがある環境など滅多になく、すぐ隣や後ろにお客様がいる事も、しばしばです。お客様の入りによっては、定員以上になり過密状態になる事も、、、

ので、できるだけコンパクトな機材、手探りでも使えるような操作の間違いが生じない機材を選びます。お客様との距離が確保できない環境では、お客様との接触の可能性を少しでも小さくするため、レンズフードも外します。

内蔵フラッシュのあるカメラの場合はフラッシュ発光の設定をオフにするとともに、内蔵フラッシュが跳ね上がらない様に(自己責任で)テープるで工夫して固定し、万が一の誤発光を防止します。

また、カメラは買った時は、ピントが合った時に電子音が鳴ったり、暗いところでピント合わせ用の補助光が発光する設定になっている事が殆どです。これらも勿論OFFに。現場でやろうとすると大変なので、これは家を出る前にやっておきます。

撮影現場に忘れ物をすると、主催者や会場の方に、迷惑がかかります。公演終了後の時間は慌ただしく、関係各位がやる事はたくさんあります。関係者の皆さんに無駄な時間を使わせないために、持参物品には、レンズキャップや電池などの小物に至るまで必ず記名をしておきます。

■撮影前

現場入りは、関係者にご迷惑のない範囲で早目に。挨拶はしっかりと。主催者、演者、スタッフ、会場管理の皆さんに。

カメラマンが何人かいて、腕前や写真のテイストが判っている場合は、現場での即興での連携プレーで、トータルでより良い結果となります。そういった連係が暗黙でできるように、撮影開始前にお互いの撮影意図や立場が判るようなコミュニケーションも大事です。

撮影ポジションの確保とともに、以下を確認します。

・お客様の動線(入退場、非常口への通路)
・スタッフの動線
・ステージの外での演者の動線

動線上に、不用意に撮影者がいたり、荷物や三脚があると、危険ですので、重要な確認事項です。イベントの演出者に聞く事が基本です。但し、演出は流動的に変わりますので状況把握は公演中も常に怠りなく。

■撮影中

撮影中は、頻繁に自分が周囲のお客様の鑑賞を邪魔していないか確認します。位置関係だけでなく、お客様やスタッフの表情も大事な情報です。五分程度の一つの演目の中でも、途中で度々確認します。自分では認識できていなくても、思わぬところにお客様がという場合もあり、リスクヘッジの意味も込めて、一つの演目でも姿勢や位置を微妙に変化させます。
良い場面ほど、クライマックスの場面では、特に特に注意して。

撮影ポジションは、一度決めたら、あまり動かないのが基本。動くのであればお客様の鑑賞の妨げにならなように、お客様の視野にはいらないように。(2018.2.13追記)

また、楽曲の音量が低くなったら、有音のシャッターを切る回数は極度に切り詰めます。連写も勿論ご法度です(機械的な一定のリズムの音は殊更に人を苛立たせます)

レンズの交換などで、キャップなどが床に落ち、その音が響いてしまい、鑑賞の妨げになってしまう場合があります。レンズ交換は、布の上で行うなど、落とす事を前提に対策を打っておく必要があります。

カメラの背面液晶はかなり明るいので、その光が後ろのお客様にあたらないように配慮します。ミラーレスカメラや動画の撮影では特に注意が必要です。可能な場合は、液晶を上にはね上げます。

レストランでのイベントの場合、撮影位置が、レストランスタッフの動線と重なってしまう場合があります。
スタッフのサーブの邪魔をしない様にくれぐれも注意を。スタッフが自分のそばにきたら、撮影を一時中止し、身をよせて、スタッフが通行しやすいようにします。レンズを天井に向け、手振りをして「お通り下さい」とスタッフが判断に迷わないようにジェスチャーで伝えます。スタッフの接近は、靴による床の振動でわかります。私は状況が許せば、靴を脱いで、確実に床の振動を感じられるようにしています。

複数のカメラマンがいる場合は、状況に応じて、撮影アングルの分業をしたり、集合写真などの重要シーンのバックアップをしあったりといった事が、できあがった写真全体の品質や、撮影シーンのヌケモレ帽子に役立つと私は思っています。そうした臨時のチームプレーが声掛けなしでできるように、他のカメラマンの立ち位置や、今使っているレンズが広角なのか望遠なのか?、今撮っているのか?そのあたりも随時確認して、自分が必要なアクションを撮れるような心構えをしています。

■公演終了後

演者さんにとって、公演終了後のお客様との交流はとりわけ楽しく、営業活動としても大事なもの。そんな時間を楽しく記念に残ればと、できるだけ、演者さんとお客様の記念写真も撮る様にしています。(声かけやすいような雰囲気でその場にいる事が大事かと思います)

写真はできるだけ早目に納品。時間がかかる場合は、「集合写真+α」で主催者がSNSなどで、速報に使える写真を速報版としてお渡しして、その後、納期を連絡した上でフル版を納品します。

■その他

レストランショーの場合、お店の収益は飲食が基本です。常識的な範囲でオーダーを

演者さんのご家族の方、パートナーの方など近しい人がいらっしゃる事も多々あります。社会人として当たりまえですが、きちんとしたご挨拶を。そうした事が、演者さんが近しい方からご自分の活動への理解を得る一助になるように思います(2018.2.12追記)

イベントって、演者さんの晴れの舞台、その為に日夜多大な努力と、ご自分ではコントロールできない運や僥倖に支えられてその場所にいらっしゃる。その場にいるものとしては、それに敬意を示したいわけで、服装や態度・振る舞いにもそれなりにTPOが必要かと。カメラマンもお客様に見られてる訳で、悪目立ちしない様に注意が必要と思います。(2018.2.13追記)

以上です。思いついたら、追加・改訂します



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by horizontal-work | 2018-02-11 06:25 | 撮影ポリシー | Comments(0)
★★人物写真撮影のマイルール★★
いつも、色々な方にモデルをお願いして、
人物写真を撮らせていただいております。

人物写真のモデルさんが「こんな酷い目にあった」という声を見聞きする事も多くあり、
そうした事態が減る事を大いに願って、「私個人」がロケで人物撮影をお願いする際に、今までの経験を反省をベースに現在マイルールにしている事をまとめてみました。

全ての人物撮影に当てはまるものではないと思いますが、何かしら、ご参考に。

特に、モデルを依頼された方が、撮影依頼を受けるか否かの判断材料の参考になればと思います。
こうした事を考えさていただいた、モデルになって下さった皆様に御礼と非礼やご迷惑のお詫びを込めまして。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

■撮影を依頼する時のマイルール
・モデルさんに、どんな写真を撮っているのか言葉だけでなくブックなど目に見える形でプレゼンする(場所はカフェなどオープンなスペースで)
・撮影した写真を、どう使うのか、モデルさんがどう使えるのかも勿論提案する
・カメラマンの活動履歴や作品を、モデルさんが身辺調査できるようにブログやSNSなどで情報を公開しておく
・問題が発生した時に、モデルさん側がカメラマンに対して「民事訴訟を起こす先」や「クレームを言う先」を明示する
 (本名・住所・連絡先・勤務先等名刺などで。ハンドルネームとメアドだけの名刺ではちょっと、、、)
・必要に応じて(モデルさんがプロダクションに所属している場合など)撮影意図や撮影した写真の各種権利、金銭のやり取りを書面化して関係各位と了解を取る。少なくともモデルさんが関係先にどんな撮影か説明できる様にしておく。

 *モデルを依頼された方は、即承諾せずに、まずはカメラマンの身辺調査を、身近な信用できる方と一緒にやっていただくのが良いのではないかと思います。

■計画のポイント
・一番大事なのは、安全と健康、それを基準に、「おうちに無事到着」までマネージ
・メイク、お手洗い、着替えの場所(着替えた服を置く場所の確保も)、休憩場所、食事場所等の確保
・移動経路(移動用と撮影用の靴をわけるかなど)
・送迎の時間や方法
・酷暑や酷寒への対策(一定時間で撮影切りあげ、体温の維持方法など)
・天候が悪い場合のプラン、中止すべき条件も予め考えておいて、
 駄目な時は未練を持たず、考え込まず、瞬時に決断できるようにする。
・どんな撮影か、モデルさんが、ご自分の関係者にちゃんと説明できるように情報を事前に提供する。

■撮影の時のマイルール
・「上手くとれたらモデルの手柄、上手くいかなかったらカメラマンの落ち度」と考える
・心身の安全確保最優先
・モデルさんが安心して自由にカメラマンにモノを言える、話し合える雰囲気を醸成
・XXXさんの時は良かった・悪かったなど、モデルさん同士を絶対に比べない。
・撮影の時などに伺った、身の上話などは、撮影が終わったら忘れる、メモやメッセージなど記録に残さない(記憶力落ちてるので、意識しなくても忘れますけど)
・撮影した写真は都度・都度見ていただく。モデル側判断でその場消去もあり。カメラマンの失敗を隠さない。
・何故こう撮るのか(場所、光の選び方など)その理由を適宜説明する
・撮影終了時間や場所を守る
・現地でのトラブル発生時にそなえ、身分や撮影意図や撮っている作品などを
 すぐに示せる準備をしておく。撮影意図は写真の素人が聞いても納得がいく言葉で即答できる事。
・こちらの落ち度は言い訳せずに、即、謝罪・対応
・社会人として、良識ありそうに見える格好で撮影

■撮影後のマイルール
・モデルさんの「社会的安全」「人間関係の維持」「発表される事への納得感」に留意した発表の仕方を!
・御礼メッセージを早目に
・撮った写真はできるだけ、解散前に全部モデルさんにみてもらう。消すべき写真はその場で消す。
・できるだけ早く納品。時間がかかる時は、納期目安を連絡&とりあえず版をお渡しする。
・SNS上など第三者に見える形で、モデルさんと「個人的に見える」「公開する必応のない」「はしゃぎすぎた」やりとりをしない。(モデルさんのファンや関係者の方が見たら、あまり気分の良いものではないかと思います)
・SNS上で自分の撮影結果について「今回はちょっとアレだったので、今度頑張ります」といったネガティブな論評を一切しない (一緒に撮影をしたモデルさんの気持ちをまず考えて)

■その他
・モデルさんのご家族やパートナーの方とお会いする際は、きちんとした挨拶とそれなりの格好を、状況に応じて名刺もお渡し。


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by horizontal-work | 2018-02-04 03:17 | 撮影ポリシー | Comments(0)
  

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